ハイブリッドバイク「HV-X」の実車が走る動画があった

自分の気持ちの中では、ひとまず2009年の東京モーターショーネタは、昨日のエントリーで一段落ということになっていました。あとは実際に会場に行けたら書こうかと思っていたわけです。

ところが、こんなネタを見つけてしまうとは。書かないわけにはいかないなあ。ということで書きます。

ハイブリッドバイク「HV-X」の話です。昨日のエントリーでは

あと、見てみたいという意味では「その他展示物」(という名称もすごいんだが)のHV-X。ハイブリッドバイクの実用化に向けて研究しているということなんでしょうか。

と書きました。オブジェのスーパーテネレが「WP」で、HV-Xは「その他展示物」という区分も理解不能なわけです(HV-Xは既に公開済み?)が、どちらも興味があるわけですね。といいつつ、何度も書くように「エコ系」にはいいたいことがあるんだけど、それはまた改めて。

HV-Xはカットモデルといえばいいんでしょうか。半分に切った状態での展示なわけです。個人的には、「こういうハイブリッドバイクをきっとヤマハは作りたいんだろうけど、完成までには至っていないので考え方を示しているのだなあ」と思っていました。

ところがですね。なんと、実際に道路を走る実車があるではないですか。その動く様子を収録した動画といううのがYouTube上に公開されていた。これもまた驚いた。今回は驚き続けておりますが。

ということで、その動画を試しに貼り付けてみます。追記:どうやら失敗したようです。下のリンク先を見てください。と書いていたら実はうまくいったかもしれません。うまく貼り付けられていたらこの下の埋め込み部分で、ダメだったら下のリンクで見てください。(あー、わけがわからん)

 

ちなみに、なぜかこのブログでは最近YouTubeの動画の埋め込みがうまくいかないこともあるようなので、この動画がうまくいくか、本当に公開しないとわかりません。ということで、動画の貼り付けが成功したらくどくなるかもしれませんが、YouTubeのサイトにもリンクを張っておきます。

Yamaha Hybrid Vehicle HV X Tokyo Motor Show 2009

で、動画を見ると、どれくらいのスピードが出ているかはわからないけど、きちんと(という言い方は失礼な気もするほどに)動いている。走り始める時に、モーターで動き始めて、その後エンジンも動き始めると、バイクから生じる音が変わる(排気音が聞こえてくる)なんてことも、この動画からは分かったりします。これは感心しますよね。動画については、丁寧に英語と日本語の両方で解説してありまして、そうするとモーターショーの会場でこのビデオを流したりするのかなあと思ったりもする。どうなんでしょうね。

コンセプトの提示だけでなく、(実験車ではありましょうが)ちゃんと動く実車があるというのはすごいと思いました。で、そう思ったからこそ本当に不思議なのは、なぜこの実車をモーターショーの会場で展示しないのか、です。電動自転車を会場に並べるくらいなら、その場所にこの現物を置いたほうがいいように思うんですけど、どうなんでしょう。

ちなみに、スズキは燃料電池を搭載したスクーターを展示するようです。技術的にはもしかすると燃料電池の方がハードルが高いのかもしれないので、「先進的」かもしれませんが、 今現在、世の中に対して訴求しやすいのは断然ハイブリッドの方ではないんだろうか。報道関係者向けに公開したことで、四輪車については東京モーターショーの話をテレビのニュース番組などでも紹介していましたが、燃料電池車よりもハイブリッドカーの方が扱いは大きかったような気がします。すでにプリウスなどが売れているので、ハイブリッドの方がテレビ局も取り上げやすいんだと思います。二輪車の話なんて、ニュースでは見ませんでしたが、HV-Xの実車があれば、「バイクにもハイブリッドの時代」とかいう切り口で一緒に紹介されていたかもしれませんよ。(カットモデルでは絶対そんなの無理)

ちなみに、HV-Xの話を検索していたら、バイク用品店ナップスの「バイク用品屋さんブログ」でこんなことが書いてありました。

ヤマハには、こういうの、もっと前面に出していってほしい。
ひっそりやってる場合じゃないよ。

おっしゃる通りっ!

正解は、スーパーテネレ(ただしオブジェ)

昨日のエントリーの続きです。ちなみに、当初、この記事のタイトルは

「ハズレ」なのか、それとも?

として書こうとしていました。予想を外したという意味だけでなく、期待を下回ったと思ったわけです。でも、まあこの目で実際に見ないと本当のところはわからないよなあ、という内容にしようとしていたのですよ。ところが、書いている途中で気づいてしまった。これはびっくりというか、なかなか心憎いですなあ。

 まず、事実の確認です。マスコミ向け公開が昨日から始まり、それに合わせてだと思いますが、ヤマハがリリースを追加発表しております。

第41回東京モーターショー・ヤマハブース概要について

 
それで、ようやくWPが何かがわかりました。まず、残り2つだと思っていたのが、実は残り1つだったことが判明。EC-fとEC-fsは1台ずつとカウントするということでした。エコ系については、昨日も書いた自転車の話も含め、あれやこれや言いたいことはいろいろありますが、まあ見てからにしたいですね。(ちょっとだけこのエントリーで後ほど書きます)

で、残りのWPはというと「The Lord of YAMAHA Adventure's」となっている。なんだそれ?と思い、説明を見ると「夢とロマンをかきたてるオブジェ」などと書いてある。

これを見た第一印象としては正直がっかりしました。オブジェなのに「夢とロマンをかきたてる」のは2年前のモーターショーであったVMAXくらいじゃないかと思ったんですね。リリースの画像を見てもよくわからない。

で、 この名称も意味不明ですし、念のためと思って「The Lord of YAMAHA Adventure's」の言葉そのもので検索してみたんですね。すると、リリースのページのほかにヨーロッパのヤマハのサイトのページが引っ掛かった。(ちなみにヨーロッパのヤマハのサイトのトップページからもリンクが張ってあります)

Super Ténéré – The Lord of YAMAHA Adventures

 
そこには今回の東京モーターショーでオブジェを公開「した」(過去形。既に見れるけどいいの?)みたいなことが書いてある。あと、「スーパーテネレ」でブログ検索をすると、今日会場に行った人たちでブログでネタにしている人もいるようです。たとえば、こちら 

 東京モーターショー速報byヤングマシン!

 日本のヤマハのサイトでは(これを書いている時点ではまだ)何も発表していないようなのでが、もう決まりです。スーパーテネレのオブジェでした。

昨日のエントリーで 

一応、事前に漏れている?情報だと、可能性がありそうなのはTMAXの750cc版でしょうか。 

などと書きましたが、スーパーテネレについても話題になったことがあったような気がする。そういえばということで思い出しました(昨日気づいていればねえ)。

オブジェとはいえ、ひとまず見てみたくはなりました。このブログでは2年前のモーターショーで展示されていたテネレのことは何度かネタにしておりますが、一連のテネレ関連のエントリーは、実を言うとこのブログにしては結構アクセス数があるようでます。ということで、消費者の関心は高いですよ、ヤマハさんってば。というロジックは(このブログのアクセス数自体たかが知れているので)正直まあ無理があるんですが、いずれにしても今回のオブジェは見てみたくはなりました。

あと、見てみたいという意味では「その他展示物」(という名称もすごいんだが)のHV-X。ハイブリッドバイクの実用化に向けて研究しているということなんでしょうか。

それから最後に1つ。日本ではスーパーテネレについては何も説明しないんだろうか。ヨーロッパのサイトに説明があるのにとは思うんですが、それってつまり、テネレのように国内販売は(正式には)しないということを、もう決めているという意味なんですかねえ。