バイク用ETCはあるけれど

バイクでもETCを装着していると、高速道路が1000円になる(ところもある。首都高などは別)という制度が始まっています。そのせいで高速道路が混雑するのではないか、などと開始前には言われたりしていました。

ETCについては、このブログでもキャンペーンに応募した話などを書いております。で、そんな当選の野望はともかくとして、実はFJR1300ASの購入にあわせて既に機器を購入し、装着しております。

こちらがその証拠写真、になるかなあ。


bike-etc.jpg

あとはこいつでツーリングに行くだけ、ではありますが……

バイクのETCは一体型と分離型の2種類がありますが、FJR1300ASにつけているのは、分離型になるんですかね。画像はそのランプです。ETCカードをさしこんで機械が認識していると、このように緑色に光るということですな。

そんな話はともかく、機器を装着するときは、「キャンペーンなどでもっと安く買えるときが来たり、またスクラッチカードのキャンペーンが実施されれば当選するのではないか」などと思いつつ、FJR1300AS購入の勢いで?ETCもつけてしまった。その後、「1000円化」が発表されて、あっという間に品薄になったので、今から思えばいいタイミングだったのかもしれません。ただ、他のバイクでいうと、セロー250にETCをつけることはないかもしれませんが、KLE500はつけてもいいかなあと思ったりもしていました。しかし、当分は無理なようです。

ETCは実際、利用してみると料金所は快適です、たしかに。バイクの場合、券やお金のやりとりは結構「もぞもぞ」しないといけないので、その手間が無くなるだけでもありがたい。ただ、つけた人間がいうのも何ですけど、値段はやはり高いので、金額に見合うメリットが得られるのかというと、それはどうだろうと思ったりもします。

 現状では、期間限定(なんですよね)とはいえ、値段が下がるというメリットもある状態。ということで装着済みのバイク乗りとしては万々歳、のはずなのに、こういうときに限って(でもないんだが)忙しかったりする。ETCはあっても時間がないのが現状です。本当はGWとかもあちこち行けたはずなんですけどね。

バイクで町おこし

最近、この手のネタが立て続けに新聞などで取り上げられたということで、紹介します。

まず、福島県相馬町南相馬市。リンク先にある通り、

愛車を「馬」、運転者を「侍」に見立てたユニークな試み

なのだそうです。 旧ブログで北海道松前町のバイク武者軍団パレードの話は書いたことがあります。それと似た感じかもしれませんが、こちらの方がいろんな種類のイベントを企画している感じでしょうか。バイクに乗るというだけで、武士(もののふ)などと言われるとこそばゆいというか、まあ興味はわきますね。

それと、こちらの方が有名かもしれませんが、埼玉県小鹿野町。オートバイによる町おこし事業を立ち上げ、町役場のHPで紹介までしています。

バイクの展示場(博物館? 美術館?)を開設したり、RICOLAND スプリングフェスティバルin小鹿野町の会場になったり、BikeJINミーティングin小鹿野町の会場になったりと、GW中は何かとにぎわっていたらしい。いやー、力入っていますね。

ふと気づいたのですが、このブログで何度か書いている三宅島のイベントってのも、都が主導する町おこしみたいなものですよね。地方の自治体がこうやって、バイク乗りに目をつけてくれるってのは、なんだかうれしい気がするから不思議なもんです。

まあ、バイク乗りってのはいろいろいますけど、独断と偏見で言うと以下のような場所でもきっかけさえあれば行きたくなるもんです。具体的には、

  • 遠くてもOK
  • 田舎でもOK
  • 有名な観光地が無くてもOK(ただし、走り甲斐のある道とかがあると好感度は急上昇)

だったりします(それって俺だけか?)。「遠くてもOK」とかは限度はあるのでしょうが、逆に少し遠いくらいの方が行く気をかりたてたりするような気はします。(そういいながら、このGWは泊まりがけで無いと行けないようなツーリングはできませんでしたが……説得力がないなあ)

世間一般的には、マイカーの家族連れとかを集めた方が経済効果は高いんじゃないかと思われるのかもしれません。しかし、マイカーの家族連れをねらうと、結局は無難な線に落ち着いて没個性化が進んでしまい、吸引力は今ひとつになるんじゃないでしょうか。そうならないためには、結局は何らかの「選ばれる理由」づくりが必要になる。つまるところ、選択と集中(つまりこの場合はターゲティングですね)は地方自治体の観光戦略には必要だと思う。その点、バイク乗りは上記のような場所でもOKですし、そこそこに濃いコミュニティもあるので(ツーリングの集まりとか)、意外と目の着けどころとしてはいいかもしれませんよ。

少なくとも、どちらの町にも個人的に行ってみたいとは思いました。 小鹿野町は、秩父好きな俺としては、既に何度も行ったり通りすがったりしたことはあると思います。今後も、ですね。

相馬町はちょっと大変かもしれませんが、FJR1300ASなら行けるかも、などと妄想したくなります。いつか、きっとということですな。 

 

注記:最初の自治体は相馬町としていましたが、ただしくは南相馬市ですね。直しました。失礼しました。