スーパーテネレ、発売へ!

思ったよりも発売が早かったなあと。

 

 

このリリースによると、

ヤマハ発動機株式会社は、欧州市場で知名度の高い当社製品ブランド「Tenere」の名を冠した1200ccのニューモデル、「Super Tenere」(スーパーテネレ/XT1200Z)を欧州・豪州市場で2010年5月以降発売する。

とのことです。前回の東京モーターショーでオブジェを展示していたので、まだ今年は発売しないと思っていましたが。で、イギリスのヤマハ発動機のサイトでは既に紹介されています。それを見ると、技術的にはいろいろてんこもりのようなのですが、英語の情報も含め、俺が理解できる範囲内で気づいた特徴というか気になったところというのは以下のようなところですね。(英語の理解不足で違っていたらすみません)

  • 1200ccの水冷4ストローク並列2気筒
  • 車両重量は261kg
  • 燃料タンクは23L
  • チェーンじゃなくてシャフトドライブ
  • ↑英国ヤマハのサイトの説明を見ると、オンラインで予約を受け付ける特別版みたいなもの?で、ケースやらライトの前につけるカバー(公道での使用不可。メガネみたい)などをセットにしたものということですかね
  • シート高は835mmから(orではない?)860mmに変更可能
  • スポークだけどチューブレスタイヤ

……というあたりですかね。外観は、個人的には、「モトグッチのステルビオ+ヤマハのTDM900」÷1.5(2ではない)くらいのイメージですね。

これはこれで好みだけど、うーん、日本では発売されるんでしょうか。プレストさん、どうなんでしょうか?

論理的に?考えると、「こんな大きなオフロード用のバイク、日本で売れない」って話になるんですが、ところがその割に、BMWのR1200GSとかアドベンチャーとか乗っている人、いますよね。あと、いまだにホンダのアフリカツイン(新型が出る?)とか乗っている人もいるし。要はこの手の大型オフロード系バイクが好きな人は、国内にもそこそこいるってことだと思います。

 個人的には、好みなんだけど、これでオフロードに突撃するテクは、残念ながら俺にはたぶんない。どちらかというと「スーパーのついていない普通のテネレ」の方が興味はあります。これまでにも何度もこのブログでネタにした通りです。

ただ、スーパーテネレも現物は見てみたい。今度のモーターサイクルショーあたりで出品とかしないのでしょうか。

ヤマハも力は入っているようで、動画もなかなかかっこいい。ということで、貼り付けておきます。

ということで、現物は見れるんでしょうか。これも排ガス規制かなにかにひっかかるとしたら悲しいですね。

 

ハイブリッドバイク「HV-X」の実車が走る動画があった

自分の気持ちの中では、ひとまず2009年の東京モーターショーネタは、昨日のエントリーで一段落ということになっていました。あとは実際に会場に行けたら書こうかと思っていたわけです。

ところが、こんなネタを見つけてしまうとは。書かないわけにはいかないなあ。ということで書きます。

ハイブリッドバイク「HV-X」の話です。昨日のエントリーでは

あと、見てみたいという意味では「その他展示物」(という名称もすごいんだが)のHV-X。ハイブリッドバイクの実用化に向けて研究しているということなんでしょうか。

と書きました。オブジェのスーパーテネレが「WP」で、HV-Xは「その他展示物」という区分も理解不能なわけです(HV-Xは既に公開済み?)が、どちらも興味があるわけですね。といいつつ、何度も書くように「エコ系」にはいいたいことがあるんだけど、それはまた改めて。

HV-Xはカットモデルといえばいいんでしょうか。半分に切った状態での展示なわけです。個人的には、「こういうハイブリッドバイクをきっとヤマハは作りたいんだろうけど、完成までには至っていないので考え方を示しているのだなあ」と思っていました。

ところがですね。なんと、実際に道路を走る実車があるではないですか。その動く様子を収録した動画といううのがYouTube上に公開されていた。これもまた驚いた。今回は驚き続けておりますが。

ということで、その動画を試しに貼り付けてみます。追記:どうやら失敗したようです。下のリンク先を見てください。と書いていたら実はうまくいったかもしれません。うまく貼り付けられていたらこの下の埋め込み部分で、ダメだったら下のリンクで見てください。(あー、わけがわからん)

 

ちなみに、なぜかこのブログでは最近YouTubeの動画の埋め込みがうまくいかないこともあるようなので、この動画がうまくいくか、本当に公開しないとわかりません。ということで、動画の貼り付けが成功したらくどくなるかもしれませんが、YouTubeのサイトにもリンクを張っておきます。

Yamaha Hybrid Vehicle HV X Tokyo Motor Show 2009

で、動画を見ると、どれくらいのスピードが出ているかはわからないけど、きちんと(という言い方は失礼な気もするほどに)動いている。走り始める時に、モーターで動き始めて、その後エンジンも動き始めると、バイクから生じる音が変わる(排気音が聞こえてくる)なんてことも、この動画からは分かったりします。これは感心しますよね。動画については、丁寧に英語と日本語の両方で解説してありまして、そうするとモーターショーの会場でこのビデオを流したりするのかなあと思ったりもする。どうなんでしょうね。

コンセプトの提示だけでなく、(実験車ではありましょうが)ちゃんと動く実車があるというのはすごいと思いました。で、そう思ったからこそ本当に不思議なのは、なぜこの実車をモーターショーの会場で展示しないのか、です。電動自転車を会場に並べるくらいなら、その場所にこの現物を置いたほうがいいように思うんですけど、どうなんでしょう。

ちなみに、スズキは燃料電池を搭載したスクーターを展示するようです。技術的にはもしかすると燃料電池の方がハードルが高いのかもしれないので、「先進的」かもしれませんが、 今現在、世の中に対して訴求しやすいのは断然ハイブリッドの方ではないんだろうか。報道関係者向けに公開したことで、四輪車については東京モーターショーの話をテレビのニュース番組などでも紹介していましたが、燃料電池車よりもハイブリッドカーの方が扱いは大きかったような気がします。すでにプリウスなどが売れているので、ハイブリッドの方がテレビ局も取り上げやすいんだと思います。二輪車の話なんて、ニュースでは見ませんでしたが、HV-Xの実車があれば、「バイクにもハイブリッドの時代」とかいう切り口で一緒に紹介されていたかもしれませんよ。(カットモデルでは絶対そんなの無理)

ちなみに、HV-Xの話を検索していたら、バイク用品店ナップスの「バイク用品屋さんブログ」でこんなことが書いてありました。

ヤマハには、こういうの、もっと前面に出していってほしい。
ひっそりやってる場合じゃないよ。

おっしゃる通りっ!