最近、この手のネタが立て続けに新聞などで取り上げられたということで、紹介します。
まず、福島県相馬町南相馬市。リンク先にある通り、
愛車を「馬」、運転者を「侍」に見立てたユニークな試み
なのだそうです。 旧ブログで北海道松前町のバイク武者軍団パレードの話は書いたことがあります。それと似た感じかもしれませんが、こちらの方がいろんな種類のイベントを企画している感じでしょうか。バイクに乗るというだけで、武士(もののふ)などと言われるとこそばゆいというか、まあ興味はわきますね。
それと、こちらの方が有名かもしれませんが、埼玉県小鹿野町。オートバイによる町おこし事業を立ち上げ、町役場のHPで紹介までしています。
バイクの展示場(博物館? 美術館?)を開設したり、RICOLAND スプリングフェスティバルin小鹿野町の会場になったり、BikeJINミーティングin小鹿野町の会場になったりと、GW中は何かとにぎわっていたらしい。いやー、力入っていますね。
ふと気づいたのですが、このブログで何度か書いている三宅島のイベントってのも、都が主導する町おこしみたいなものですよね。地方の自治体がこうやって、バイク乗りに目をつけてくれるってのは、なんだかうれしい気がするから不思議なもんです。
まあ、バイク乗りってのはいろいろいますけど、独断と偏見で言うと以下のような場所でもきっかけさえあれば行きたくなるもんです。具体的には、
- 遠くてもOK
- 田舎でもOK
- 有名な観光地が無くてもOK(ただし、走り甲斐のある道とかがあると好感度は急上昇)
だったりします(それって俺だけか?)。「遠くてもOK」とかは限度はあるのでしょうが、逆に少し遠いくらいの方が行く気をかりたてたりするような気はします。(そういいながら、このGWは泊まりがけで無いと行けないようなツーリングはできませんでしたが……説得力がないなあ)
世間一般的には、マイカーの家族連れとかを集めた方が経済効果は高いんじゃないかと思われるのかもしれません。しかし、マイカーの家族連れをねらうと、結局は無難な線に落ち着いて没個性化が進んでしまい、吸引力は今ひとつになるんじゃないでしょうか。そうならないためには、結局は何らかの「選ばれる理由」づくりが必要になる。つまるところ、選択と集中(つまりこの場合はターゲティングですね)は地方自治体の観光戦略には必要だと思う。その点、バイク乗りは上記のような場所でもOKですし、そこそこに濃いコミュニティもあるので(ツーリングの集まりとか)、意外と目の着けどころとしてはいいかもしれませんよ。
少なくとも、どちらの町にも個人的に行ってみたいとは思いました。 小鹿野町は、秩父好きな俺としては、既に何度も行ったり通りすがったりしたことはあると思います。今後も、ですね。
相馬町はちょっと大変かもしれませんが、FJR1300ASなら行けるかも、などと妄想したくなります。いつか、きっとということですな。
注記:最初の自治体は相馬町としていましたが、ただしくは南相馬市ですね。直しました。失礼しました。